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大好きだから...
第10章 復帰…でも…
水分は摂れる。だけど...
食べ物をまったく受け付けなくなっていた。
このままじゃやばいよね。
あれから堕ちると自分でも自覚してたけど
大人になったのかまだ戸惑いはあるけど
母の死は受け入れられているつもり。
ぶっ倒れる前に病院行こう。
心做しかフラフラし…
正人は今日お昼すぎから
外回りでそのまま直帰になっている。
だから私も今日は定時で
あがらせてもらって病院に行こう。
「課長。今日残業せずに定時で帰っていいですか?」
『あぁ。まだ無理するな。
まだ顔色悪いけど大丈夫か?』
「大丈夫です。寝不足なのはあるんですけどね。
ちょっとしんどいから病院行きたいんで…」
『ま、まさか...に…んし、』
「馬鹿なこと言わないで下さいよ。
してませんよ妊娠なんて。
結城には言わないでくださいね。
言ったら心配するから...
母の死から食事が受け付けなくて…
水分は摂れるけど栄養足りてないんですよ。」
『ならいいんだが...
無理は禁物。あんまり結城に心配かけるなよ』
「あの人意外に優しいから心配するんです。」
『お前には優しいみたいだな。
お前と付き合ってること宣言してから
優しくなったって1課で騒いでたぞ。』
らしいねー。
私はよく分かんないよ。