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大好きだから...
第10章 復帰…でも…


「迎えとか髪とかそんな事どうでもいい。
朱里俺に何か隠してるよな。
じゃなかったら病院なんか行かねぇよな。」

「隠してた訳じゃないけど
正人に心配かけるから言えなかった。」

「隠してどうなる。」

「...ごめん。」

「もしかしてお母さんが亡くなってから
ずっと食えてないとかいうなよ?」

「......そのまさかです…」


正人はビックリしたような顔になり
すぐ険しい表情に変わった。
すると後から抱っこされて
ルームウェアの中に手が入ってきた。


「抱き心地が悪い。しかも肋骨浮き出てる。
お前どんだけ痩せた?」

「かなり減ってた。先生にもこれ以上痩せると危険
って言われちゃった…
けど食べられない。」

「朱里…」

「精神的にはもう吹っ切れたはずなのに
食べられないって事はまだ吹っ切れてない。」


嘘じゃない。
お母さんの死は受け入れられている。
いつまでもグジグジしてられない。
けど何故か食事が喉を通らない。

少しづつでも食べて
戻していかなきゃって頭では分かってる。

「朱里、もうすぐお父さんも日本に帰ってくる。
お兄さんもな。」

「お兄ちゃんも?」


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