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大好きだから...
第11章 復活…後輩に嫉妬



二人で出社して受付を通り過ぎる時に
水本の姿を発見してから
朱里の手を引いて水本のところに行った。

『朝からお熱いこと!』

「水本、昨日は助かった。ありがとう」

「香織ちゃんありがとね。」

『結城くん朱里ちゃん責めちゃダメよ。
朱里ちゃんは何かあったら話して。
相談乗るし話くらい聞けるから』

「ありがとね!」


受付でお礼を伝えて営業部に出勤して
ドアを開けた途端
小池が走ってやってきた。

俺が後ろにいる事気付いていないらしく

『朱里さん!?大丈夫ですか?
体調よくないって!
あの鬼課長が心配してたって部長...』


そりゃそうだろうな。
俺の顔見えたんだから。


朱里は朱里で苦笑いしながら
俺を見てくるし
部長は笑っている。

小池は真っ青な顔になり
『か、かちょ…う』と一言呟いた。


「小池おはよう。朱里が心配かけたな。
鬼課長の俺でも心配する。婚約者だからな。」

と無表情で淡々と言ってやると



『分かってます。結城課長はお優しいので…』
小池はだんだん小さな声になりながら
俺の前から居なくなった。


「結城課長、あれじゃ小池さんが可哀相。」

「何が結城課長だよ。正人でいい。
みんな知ってんだから。」




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