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大好きだから...
第13章 やっと触れ合えた…

「朱里、あれ林じゃねぇか?」
なんで林がここに?
まさかここまで朱里を追っかけてきたのか?
「ホントだ。林くんだ。
なんでここに居るんだろう。」
「とりあえず声だけかけるか。」
「林くん!!」
朱里が少し大きめの声で呼びかけると
泣き腫らした林がこっちにやってきた。
今にも飛びつきそうな勢いで。
すると...
『結城課長~~~!!』
!!!!!
俺かよ!
朱里を見てもえー?そっち?って顔
飛びついてきそうな林に
「待て待て!!!なんで俺なんだよ。」
げっ。そういえば俺に憧れてるんだっけ。
嫌なこと思い出してしまった。
『話聞いてください~~~
家に帰れません~~~』
と泣きながら近付いてくる。
そんな林をみて朱里は
にこやかに微笑んで
「林くんうちでグラタン食べて行きなよ。
ゆっくり出来るならお酒飲んで」
『須藤係長...』
「ちょっと待て林。
なんでここにいるんだ?」
『結城課長話聞いてもらえますか?』
なんで泣いてんだよ。
帰れって言いにくい…
結局朱里が飯食って行けって言うから
林もうちにきて飯食いながら
話をすることになった。

