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大好きだから...
第15章 守るために
「安藤くんお疲れ様。
ホントに久しぶりじゃんね。」
『須藤もな。』
いつみても落ち着いた雰囲気の直樹
『毎回結城にいじめられて嫌にならない?
嫌になったらいつでも来て!
俺なら優しくしてあげるからー』
「バカ言うな。朱里は俺の彼女だから
お前に慰めて貰わなくても
ちゃんとフォローしてるつーの。」
そういえばこいつ朱里のこと
好きだった時あったんだっけ…
彼女居ないなら本気で言ってても
おかしくないから要注意人物なんだよな。
あとは専務秘書の和田来輝も
商品管理の藤田太一も
って要注意人物ばっかりじゃねーかよ。
「直樹、朱里には手出すなよ。
出した時には俺はお前をボコボコにする。」
『おー怖いね。
須藤ホントに大丈夫?』
直樹は笑ってる。
余裕のある態度も腹立つな。
それに比べ俺は
余裕ないし焦りまくりだな。
「ご心配なく。何にもなぇから。
朱里帰るぞ。
直樹たまには同期会顔出せよ。」
『うん。今度は行くよ。
お疲れ様。須藤もお疲れ様ー』
「おう。」
朱里も直樹に挨拶をして
俺達は帰宅することにした。