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大好きだから...
第16章 同期の安藤くん

午後も何とか平和に時間が過ぎていき
定時になろうとした時に
中村さんが大きな声で話し出した。
『結城課長。女の人の浮気ってどう思います?』
「は?男も女もないだろ。」
『でも、課長の彼女今日屋上で
男の人と居ましたよ。』
おいおーい!
屋上に居て話聞いたなら
バラさないでよ。
チラッと正人を見ると
ありえないくらい怖い顔でこっちを見てる。
『浮気ですかね?』
「あるわけないだろ。」
『でも仲良さそうに話してましたよ。』
「そりゃ同期のやつらもいるからな。」
『課長があれなら頂こうかと思ったのに
とか言います?
絶対怪しいですよ!』
ちょっと待ってよ。
安藤くんに内緒にさせた意味が
まったくないじゃない!!
「中村仕事しろ。
多分そんなキザな事安藤だろ。
ほっといてかまわないから」
中村さんは何だ面白くなーいと
そこで別れという風に持っていきたかったんだろう
けどあれからの正人
顔が少し落ち込んだように見える。
まさか私が安藤くんといたからかな。

