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大好きだから...
第16章 同期の安藤くん

家に帰ってきて正人に正直に話した。
お昼休憩に屋上で安藤くんと一緒だったこと
一緒にお昼ご飯食べたこと
頂こうかと思ったのにと言ったこと
「でもね、私は安藤くんのこと好きとかじゃないし
私には正人がいるからそれだけでいいの。」
すると正人が
「ははは!分かってる。
直樹もそこまでバカじゃねぇよ。」
よかった。怒ってないみたい。
とりあえずよかった。
「安藤くん、4年半彼女いないんだって。」
「あいつの趣味に付き合える女は
そうそう居ないだろ。」
「趣味?」
何、アイドルオタクとか?
「そんなに変な趣味なの?」
「変っちゃ変。
あとキツイのとか痛いのすきじゃねぇと
絶対無理だな。
だから朱里は絶対無理。」
痛い...
SMとか?性癖って結構合わないと
キツイっていうし。
「彼女になる子大変だね。
かなり性欲強い子だといいね」
「は?性欲?」
「うん。キツイことしたり
痛いのってSMが趣味なんでしょ?」
あれ?正人があんぐりしてる。
え?そうじゃないの?
こっちがあたふたしてると
正人は爆笑しだした。

