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大好きだから...
第17章 夢の国へ行こう




その黄色いクマを渡すために
会社に置いてあるぬいぐるみに
チケットを入れるため
外回りの準備で早めに行くと
朱里を置いて出勤してきた。


静かな営業部もいいな。
余韻に浸る俺をしりめに
黄色いクマは蜂蜜のツボを持って
こちらをみている。


「お前はこーやって彼女喜ばすことあんのかね?」

心の中で言ったつもりだった。




ーーーー
ーーバサッ...




背後で音がしてびっくりして振り返ると
俺の真後ろに小池がいた。



『か、課長…
お、おはようございます…』

「あぁ。おはよう。早いな」


それはこっちのセリフだと言わんばかりの小池
珍しい生き物を見るように俺を見る。

「何だ?」

『…いえ...
真顔でプーさんに話しかけてる課長を見て
戸惑っているだけです。』


ん?話しかける?
声に出てたのか?


「なんか言っていたか?」

『「お前はこーやって彼女喜ばすことあんのかね?」と』


聞こえてんのかよ。
はー。情けないな。


「悪い。ちょっとしたサプライズを
考えてたんだ。
サプライズなんかどうしたらいいか
わかんねぇから自信が無い。」



そんな発言するのって顔の小池




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