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大好きだから...
第17章 夢の国へ行こう
腹もかなり減った状態で
家に帰ってきた。
マンションのドアを開ける前から
カレーのいい匂いがしている。
ガチャ...
「たたいま。」
革靴を脱いでいると
リビングのドアを開けて走ってくる
足音がしたからそれだけで笑いがでる。
ドンドンドンドンドン
「まーさーとーおかえり」
「あぁ。ただいま。カレー?」
「何で分かったの?言ったっけ?」
いやいや匂いで分かるって気付けよ…
とりあえず匂いとだけ答えて
スーツを脱ぐため部屋に行くのを
朱里はずっと追いかけてきている。
何かの小動物みたいにチョコチョコ
ついてくるから一応聞いてやったんだ。
「どうした?なんか言いたいことあんだろ?」
モジモジしながら朱里は
「プーさん可愛かった。ありがとう!
あのぬいぐるみどうしたの?」
.........。
え?まさかの気付いてない?
黄色いクマのぬいぐるみだけだと思ってないか?
「中見た…?」
「中?」
「見てないのか?ぬいぐるみどこ?」
「あそこ」
見ると2人の枕の間に座ってやがる。
それを少し荒目に取り
筒から2daysチケットを朱里に渡した。