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大好きだから...
第17章 夢の国へ行こう
部屋を覗くと一生懸命
バッグの中を出したり入れたり
「朱里もう行くぞ。」
「待って!!!!」
怒られたし…
ま、仕方ないか。
イライラすんだよな?
「何してんだ?手伝おうか?」
「荷物詰め直してるの。
それ用の下着にしなきゃだし
テンション上がったから
この前買った白いパンツ用意してたのに
デニムにしなきゃだし
デニムにしたらカットソーが合わないから変えて
っていろいろしなきゃならないの!」
はい。ごめんなさい。
女って大変だなって改めて思ったんだ。
しばらくして用意出来た朱里を連れて
車のところまで行った。
荷物を積んで助手席に朱里を入れて
運転席に乗り込んだのに
朱里はまだ落ち込んでる。
「朱里…そんな落ち込むなって。
今から朱里の誕生日のために
遊びに行くんだから。
俺も楽しみにしてたのにお前がそんなに
落ち込んで楽しんでなかったら
俺もつまんねぇし地味に傷付く…」
そういって右手を朱里の方に差し出して
ん。とだけ言ったら
窓の方を向いたまま手をちょこんと乗せてきた。
やば。可愛い。
「朱里がこの前買ったってゆー
白いパンツまた違う時に見せて」