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第4章 彼の愛情は…

手を洗いスーツのジャケットを脱いで
ダイニングに向かうとすぐにテーブルに座らされる。


見てみると丼物とお吸い物がある。




「何これ。」

「は？親子丼。と汁」




あのー、皆さんは親子丼と聞いて
どんなのを思い浮かべますか？


私は鶏肉と玉ねぎを使い
卵でとじたものだと思ってました。



でも私の前にある物は違う。


だってそれは．．．．．．




サーモンといくらの丼だった。



そしてお吸い物はインスタントだった。



「正人作ってないじゃーん！
期待してたのにーーーー」

「米は炊いたよ。」

「せめてお吸い物くらい作ってよー」



だって正人が作ってくれるっていうから
期待してたのに．．．