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大好きだから...
第5章 小池と向き合う
俺は朱里をソファーに押さえつけたまま
嫉妬心丸出しで朱里に質問した…
こんなに嫉妬する程あいつが好きなんだな。
「正人どうしたの?」
「お前今日誰と飲んでた?」
「え?今日?
今日は2課の皆だよ?」
「2課?林も居たのか?」
「林くん?居たよ。
今日は珍しくみんな居たの!」
なんでそんなに笑顔で話すんだよ。
それだけでモヤモヤするだろうが。
確かに今日2課は誰も居なかったな。
「林に触られたりしてねぇよな?」
「何でそんな林くんの事聞くの?」
「答えろよ。触られてねぇよな?」
「大丈夫だよ?」
こいつの大丈夫は信用出来ねぇな…
「頼むから俺だけの朱里で居てくれ。」
「正人今日変だよ?大丈夫?疲れてる?
私は正人が大好きだから離れられないよ…」
顔を真っ赤にした朱里が下を向いて
小さな声で言ってくれた。
確かに変なのは俺か。
小池に呼び出されてイライラしてんだな…
「悪かったよ。飯作ってくれてたのに。
ちょっと色々あって疲れてんだな。」
そう言うと朱里はにっこ笑って
「最近遅くてシャワーだけだったからだよ。
ゆっくり入って温もってきたら。
疲れも取れるよ。それからお腹いっぱい食べて
ゆっくり寝て休んで。」
天使のような微笑みを俺に向けてきた。
この笑顔にはいつもやられっぱなしだな…