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大好きだから...
第5章 小池と向き合う
洋画を見ながら朱里は
「あれ見てー」
「あー、あの夜景綺麗ー」
「この二人最後はどうなるかな?」
ずっと喋ってる。
ちゃんと話しとくか...
「朱里話がある。
大事な話なんだけどいい?」
朱里はいいよ!と言って
洋画を1度止めた。
ソファーに座って
自分の足の間に朱里を座らせて
抱き抱えるようにして座った。
「今日小池に呼ばれた。
今小池の叔父さんの病院と契約してるの
知ってるよな?
あの病院いろいろあって
金田医療機器商店から
金銭の授受と
あそこからの仕入れしているらしい。
金銭の授受と仕入れの件は知り合いが
会計士として病院に行ってるから
分かってたけど確証はなかったんだよ。
そしたら今日小池に
婚約者のフリをしてほしいって頼まれた。
もちろん断ったけどな。
叔父に金田医療機器の息子との婚約を
迫られているらしいから断りたいから
婚約者のフリを頼んできた。」
チラッと朱里を見ると
目に涙を溜めていた。
ごめん朱里...
こんな話をしたくないけど
隠したくないんだよ...