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大好きだから...
第7章 終わらせてやる



「何かいい事あった?」

「え?ないよ。いつも通り」


確かにな。いつも笑顔だ。
仕事でイライラしていなければ…

朱里は顔にでるからすぐ分かる。
機嫌がいいか悪いかくらいは。


「もうご飯出来てるよ。
はやくスーツ脱いで手洗いしてきてね」

「分かった。」



俺にそれだけ言うと
パタパタとまたキッチンに帰っていった。
シャンプーの匂いをさせながら。


『可愛いなあいつ』

そんな事を考えながら部屋に入り
スーツを脱いでダイニングに向かっていた。


そういえば説教しないといけねぇんだよ。


「朱里。お前夜はカーテン閉めてから
電気つけとけよ。外から丸見え…
それと玄関の鍵
開けっ放しにすんな。閉めとけよ。
いくらオートロックだからってお前1人だと
危ないだろう」


「カーテンは忘れてた。
鍵閉めてなかった?したつもりだったのに…」

といいながら飯を準備してる。
こいつには言っても無駄なんだけど
言い続けねぇとやらねぇからな。


「ちゃんとしとけよ。女なんだから危...」
「出来たよー!食べて♡」


聞いてねぇな...
もう辞めよ。



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