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大好きだから...
第7章 終わらせてやる
その夜営業部殆どの人が焼肉に来た。
そこそこ高級を売りにしている店だからか
今までにないくらい集まっている。
今日は疲れたし早く帰って休んで
明日は朱里と買い物に行こう。
月曜日は外回りもないし弁当作ってもらって
社食でまた一緒に食おう。
『結城課長。』
その声にビックリして顔を向けた。
隣に小池がいたから。
かなりマヌケな顔をしていたのか
『どうされたんですか?
そんな驚かなくても...』
「悪い。声は小池なのに結城と言われたから」
『結城と呼べって言われましたから。
それと今回の叔父の件
本当に申し訳ございませんでした。』
「小池が謝ることじゃない。」
『結城課長に感謝してるんです。
あと相談のあと金田さんと話したんです。
そしたら...///』
「ん?」
『あの。//
無理矢理の婚約だと
嫌でたまらなかったんですけど
お話してみるとそうじゃなかったみたいで
ちゃんと私を見てくれていたみたいです。
病院がとか院長の姪だからじゃなくて
小池愛美として見てくれていて…
恥ずかしいんですけど
少しずつでも仲良くしていこうかなと////』
え?それ俺に言われても…
でも、これで小池がつきまとってこないなら
俺もそれはそれでありがたい。