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大好きだから...
第8章 母の死?!



「妄想?
でも、実際飲み会の席で小池さんに捕まってたのは
事実なんでしょ?
妄想でも何でもないじゃん。」


また正人に突っかかるような言い方をした。
素直になれない。
『何で小池さんとなの。
私だけ好きだってちゃんとして?』
って言えばいいのに
変な意地があって言えない。


そんな事を思っていたら思いもよらない
言葉が私の頭の上から聞こえてくる。


「小池が朱里に料理教えてほしいって。」

は?私に?

!!!!!
分かった。私に正人の好みの味付け聞いて
実際に作って胃袋で掴むのね。
教えるわけないじゃん。
違う作り方で教えてやる!


「なんかお前から炎が見える...」


当たり前じゃない。
嫉妬でご飯食べられなくなるのは
もう辞めたの。
こうなったらとことん小池さんと戦うのよ。

「私が教えたのでいいのね。
いいわよ。教えるくらい。
それ以上に美味しいものを私は作って
正人に食べさせるから。」

私は小池さんに対抗心を燃やし
メラメラとやる気になっていた。


「いや。お前がやる気になるのはいいんだけど…
それ食うのは俺じゃねぇよ。」



は?正人は食べないの?
お弁当渡されてずっと隣に居座りそうなのに
食べなきゃならないでしょ。



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