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大好きだから...
第8章 母の死?!



お母さん...
嘘だよね?

お父さんとお兄ちゃん帰ってくるの
楽しみにしてたじゃない。
なのにどうして?

私も正人もみんなに会えるの楽しみに
してきたんだよ?


間違いだよね!
同姓同名で間違えてるんだよね?



私は震える手でスマホを持ち
お母さんの名前をタップした。

虚しいくらい続いている呼出音…
いくら鳴らしても出ないお母さん…



嘘だよ…


するとまだ電話で話している正人が
私の横にしゃがんできて
頭を撫でてくれた。

少しずつ落ち着いてきた私。
あっ、正人がこんなことしてたら
皆にバレちゃうじゃん!



「結城課長ありがとうございます。
すみませんかわります。」

「朱里、もう終わった。
帰って喪服準備して待ってろ。
連れていくから」



喪服...


「違う!間違いだって。
そんな訳ないじゃん!!!!」


大きな声で叫んでしまった。
あっ!!!!と思った時には遅い…


周りがこちらに注目している。
やばい。見られている。
ここから逃げなきゃ...



とりあえず荷物を持ち

「すみません。急用が...
お先に失礼します。お疲れ様でした。」



私は何も考えずに家に走っていた。



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