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臥龍の珠
第1章 青の婚礼
亮の手が珠の婚礼衣裳に掛かった。同色の糸で一面に刺繍を施された青い上衣が重たい音をたてて床に落ちた。そして珠を抱きかかえ静かに寝台に横たえる。亮自身も上衣を脱ぎ、冠を外して髪を解いた。流れる艶やかな黒髪は、夜を固めたような色だと、珠は思った。
「緊張しているようですね。大丈夫、力を抜いてください」
亮に言われて、珠は全身に力が入っていることに気づいた。目を閉じ軽く息を吐き、身体の力を抜く。初めて男性に抱かれるのだ。亮はとても優しいが、緊張しないでいろというのは無理な話だった。
亮は横たわった珠の帯を引き、自分の帯も引いた。だがすぐに衣装を脱がせることはせず、そのまま衣の合わせ目から手だけを差し込む。男性に身体を晒すことが初めての珠にとって、すぐに全裸にはしない優しい配慮が嬉しかった。そして亮の固い指先が胸を探り、探り当てた突起を軽く摘まむ。柔らかかった突起が次第に固くなり、衣越しにその小さな木の実のような形を露にするのを、珠は驚きをもって見つめた。亮の指が動くと身体の奥からさらに何かが溢れ出し、次第に身体が熱くなってゆく。珠は耐えきれなくなり、吐息混じりの声を漏らした。
「緊張しているようですね。大丈夫、力を抜いてください」
亮に言われて、珠は全身に力が入っていることに気づいた。目を閉じ軽く息を吐き、身体の力を抜く。初めて男性に抱かれるのだ。亮はとても優しいが、緊張しないでいろというのは無理な話だった。
亮は横たわった珠の帯を引き、自分の帯も引いた。だがすぐに衣装を脱がせることはせず、そのまま衣の合わせ目から手だけを差し込む。男性に身体を晒すことが初めての珠にとって、すぐに全裸にはしない優しい配慮が嬉しかった。そして亮の固い指先が胸を探り、探り当てた突起を軽く摘まむ。柔らかかった突起が次第に固くなり、衣越しにその小さな木の実のような形を露にするのを、珠は驚きをもって見つめた。亮の指が動くと身体の奥からさらに何かが溢れ出し、次第に身体が熱くなってゆく。珠は耐えきれなくなり、吐息混じりの声を漏らした。