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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第40章 Happily ever after
「いいえ、ハンダマ様!間違っていたのは私の方ですわ!私の方こそ、浅はかでした!…こんな私を、お許しいただけますか?」
「レンブ…!」
ここはスグリ姫の部屋です。
スグリ姫はもちろん、侍女バンシルも控えております。
それなのに、ハンダマ王子の謝罪によって、部屋の中には「二人の世界」という最強の異空間が出現しました。
雨降って、地固まる。
犬も食わない喧嘩を目出度く乗り越えて、涙を溜めた上目遣いの許婚の視線に射抜かれてハンダマ王子が一瞬眩暈を感じる、という、安定のいちゃいちゃ路線が戻ってまいりました。
「レンブ…久しぶりに、私の部屋でお茶でも飲まないか?」
「ええ、ハンダマ様、喜んで…。お義姉様、素敵な午後をありがとうございました。とっても楽しゅうございましたわ。また誘ってくださいませね?バンシルも、御馳走様。ではお二人とも、ごきげんよう」
「こちらこそ楽しかったわ、レンブ。素晴らしい物をありがとう、ハンダ…マ…」
スグリ姫が挨拶とお礼を全部言い終えないうちに、弟王子と義妹姫は、部屋から消えておりました。
「レンブ…!」
ここはスグリ姫の部屋です。
スグリ姫はもちろん、侍女バンシルも控えております。
それなのに、ハンダマ王子の謝罪によって、部屋の中には「二人の世界」という最強の異空間が出現しました。
雨降って、地固まる。
犬も食わない喧嘩を目出度く乗り越えて、涙を溜めた上目遣いの許婚の視線に射抜かれてハンダマ王子が一瞬眩暈を感じる、という、安定のいちゃいちゃ路線が戻ってまいりました。
「レンブ…久しぶりに、私の部屋でお茶でも飲まないか?」
「ええ、ハンダマ様、喜んで…。お義姉様、素敵な午後をありがとうございました。とっても楽しゅうございましたわ。また誘ってくださいませね?バンシルも、御馳走様。ではお二人とも、ごきげんよう」
「こちらこそ楽しかったわ、レンブ。素晴らしい物をありがとう、ハンダ…マ…」
スグリ姫が挨拶とお礼を全部言い終えないうちに、弟王子と義妹姫は、部屋から消えておりました。