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マリコのマ●コ
第5章 真実
会社に着くと、佐原さんはいつも以上にハイテンションで僕に挨拶をしてきた。
「よっ、お早うさん。今日も元気かい?」

なんだ?このテンションの高さは…
マリコも自分のものにしてご機嫌なのか?

告発するぞ?
加代子の事もマリコの事も。
ハイテンションでいられるのも今のうちだぞ?

「今日も佐原さん、元気ですね。何かいい事あったんすか?」

「いい事?いい事なんて毎日あるよ。こうやって元気でいられるのもいい事だしな。」

完全に頭の中がお花畑だよ…

「八木はいい事…あっただろ?」

「はい?何ですか?」

「まだ、加代子…奥さんから聞いてないのか?」

離婚を言い出されたかどうかって事か?

「まぁ、いい。とりあえず、みんな元気なら!」

ちっ、こいつ…自分は何でも知ってぞって面をしやがって…

「僕はいつも元気です。ははは。」
嘘くさい笑いをして、僕は席に座った。


お昼前に、慌てて僕のところに加代子の同僚の女性がきた。
そして耳元で
「加代子、病院に行ったの。」
と言った。

「え?」

「お腹が痛いって…妊娠してるでしょ?だから…あ、佐原さんが連れて行ったわよ。」

当たり前だ。
あいつの子だし。

「ここの病院よ。早く行ってあげて。」
そう言って彼女は病院名と住所と電話番号が書いたメモをくれた。

行かないとダメかよ。

女性が急かすので僕はシブシブと会社を出た。




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