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マリコのマ●コ
第5章 真実
産婦人科…
何で僕が…
いくら僕の子じゃなくても、まだ夫婦なんだから行かないとならないのか…
産婦人科の自動ドアを通り越して受付に尋ねた。
階段を上がって…右に行って…205号室…
はぁ…
重い足取りで階段を上っていき、言われた通り右に行き、205を探した。
ドアをノックすると、ドアが開いた。
佐原さんだった。
「赤ちゃんは大丈夫だそうだ。」
「あ、そうっすか。」
「ん?それだけ?」
佐原さんの顔が不機嫌な表情になった。
「僕には関係の無いことだし。」
「関係ない?どういう事だ?」
「佐原さん、加代子と出来てたんでしょ?」
僕は思い切って言った。
「出来てた?付き合ってたかって?ははは。俺は付き合ってないぞ?」
「な…何を言い出すの、ヒロシ君。」
「抱き合ってるのも見たぞ?」
「え?抱き合って?」
佐原さんと加代子は顔を見合わせた。
「あ、公園で?ヤダァー見ていたの?」
「あんな場所で抱き合ってたのは、お前だろ?」
「プロジェクトチームにと誘われて嬉しくて、思わず…」
僕は騙されないぞ。
「度々会っていただろ?コソコソ電話をしたりして…」
「ヤキモチ妬いてるの?」
んな、妬くか!
「赤ちゃんが出来てチームにいられるかって思って、どうしようか佐原さんに相談したの。」
「八木、もしかして…加代子のお腹の子が俺の子かと疑って?」
とぼけるために先に言ってきたか…
「違うんですか?」
「ちょ…ちょっと、ヒロシ君?」
加代子は驚いている。
「八木はお腹の子に身に覚えが無いのか?」
真面目な顔で佐原さんが言った。
身に覚え?
身に?
覚えてる…
何で僕が…
いくら僕の子じゃなくても、まだ夫婦なんだから行かないとならないのか…
産婦人科の自動ドアを通り越して受付に尋ねた。
階段を上がって…右に行って…205号室…
はぁ…
重い足取りで階段を上っていき、言われた通り右に行き、205を探した。
ドアをノックすると、ドアが開いた。
佐原さんだった。
「赤ちゃんは大丈夫だそうだ。」
「あ、そうっすか。」
「ん?それだけ?」
佐原さんの顔が不機嫌な表情になった。
「僕には関係の無いことだし。」
「関係ない?どういう事だ?」
「佐原さん、加代子と出来てたんでしょ?」
僕は思い切って言った。
「出来てた?付き合ってたかって?ははは。俺は付き合ってないぞ?」
「な…何を言い出すの、ヒロシ君。」
「抱き合ってるのも見たぞ?」
「え?抱き合って?」
佐原さんと加代子は顔を見合わせた。
「あ、公園で?ヤダァー見ていたの?」
「あんな場所で抱き合ってたのは、お前だろ?」
「プロジェクトチームにと誘われて嬉しくて、思わず…」
僕は騙されないぞ。
「度々会っていただろ?コソコソ電話をしたりして…」
「ヤキモチ妬いてるの?」
んな、妬くか!
「赤ちゃんが出来てチームにいられるかって思って、どうしようか佐原さんに相談したの。」
「八木、もしかして…加代子のお腹の子が俺の子かと疑って?」
とぼけるために先に言ってきたか…
「違うんですか?」
「ちょ…ちょっと、ヒロシ君?」
加代子は驚いている。
「八木はお腹の子に身に覚えが無いのか?」
真面目な顔で佐原さんが言った。
身に覚え?
身に?
覚えてる…