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エロドールのしつけ方
第1章 木箱の中身は


期待以上のものが目の前にある。

ぷるんぷるんの綺麗な形のおっぱい…ぴんと膨らむ薄ピンクの乳首。

無意識に手がいってしまいそうになる。

これは人形だ…。
何かしら理由を付けて、小さく芽生える背徳感を無くす。

「や、やわらけえ…まじかよ……。」


下から少し持ち上げるように触ると、指の間から零れそうになるほどふわふわとろとろな感触。

乳首をつまむと、人間のものと変わらないくらいこりこりとしている。


既に勃ち始めている俺の息子。

これは人形…人形だぞ俺…。


人形に勃起するなんて、童貞かよ。
必死に気持ちを落ち着かせて、何かないかと身体を探ってみる。

すると、背中にじっと見ないとわからないくらいの窪みがある。


「なんだこれ。」


触れてみると急に周辺の皮膚が硬くなり、パカッとフタのように開いた。

中には小さな液晶の画面と、リモコンのようなボタン。


ON、と書いてあるボタンを押してみる。


小さくキュイィンと機械的な起動音が鳴ると、画面になにか文字が映し出された。



ー 新しいご主人様ですか?ー

はい ・ いいえ



新しいご主人様…?
まぁとりあえずはいにするしかないよな。

はいを選択すると、さらに細かい選択が現れる。


この人形の名前…うーん。
こういう時に限っていい名前が出てこない。

まゆ、でいいか。

何故か幼稚園のころの初恋を思い出し入力する。


そして次に事細かに俺の名前から好きな物から嫌いなもの、年齢、職業、好きなタイプを入力する画面に。

そして性癖等なども…。

(なんか関係あるのか…?)


全て入力し終えると、人形から微かに声が発せられた。


『んっ…ん…。』


そして目がゆっくり開く。


「あ、えっと…、」


『ご主人様。』


「こ、こんばんは…?」


『こんばんは、ご主人様。』


何話していいかわかんねえ…。


『ご主人様、私はただの人形ですので、緊張なさらなくていいのですよ。』


「あぁ…。」


『それより、私の使い方はもうご存知でしょうか?』


「使い方?いや、まだ…」


『私はセクシャロイドですので、セックスに特化しております。最大の特徴は、設定より身体や顔の作り、声を好みに合わせることが出来ます。例えば…』


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