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桜涙
第1章 出会い
春休みが始まって3日。
私、須藤美郷(すどうみさと)は委員会の清掃活動のため今日は登校。4月に入学する新入生の歓迎のため、校内をより綺麗に、より良いイメージ作りのため装飾の準備もしていた。
時間は昼前。準備と言えど、午前中だけとなる活動はそろそろ終わりどき。私はふらっと校庭に足を運んだ。
南側に立ち並ぶ大きな八重桜の木が、今年も大きく咲き乱れている。
「うん、今年も綺麗…」
ふと手を伸ばしてみると、優しく舞い落ちる花びらがそっと掌に乗る。
花びらだけでも美しく、可愛らしい…帰って押し花にしようかなと思ったその時だった。
「すみません、ここの生徒の人ですよね?」
声がした方を見るとそこには私と同じ制服のデザインの男の人。てか、ここの生徒以外に誰がいるのって。
「そうですけど…」
「あ、ですよね( 笑 ) 緊張してなんて声かけたらいいか分からなくて。」
「…新入生?」
には見えない大人っぽさと、ガタイの良さだが…
「俺4月から転校生としてここに通うことになったんです!3年ッス!」
あ、なんだ…同い年なのね。

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