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第8章 物本 第9第



「お客さん、もう閉店するけど」




顔も上げられずに、そっけなくそんなことを言ってしまったことを後悔した。



でも余裕がない。



ホント情けねぇと思っていたら、お疲れ様です…と声が聞こえて俺は目を見開いた。





「……桜??」




視界がぼんやりして歪む。



もしかしたら、幻覚かもしんねぇ…




「お前、なんで…」





本当に桜だよな…



そんな疑問を持ちながら、近付く。




「やることなくて」




顔がぼんやり見える。


やっぱり桜だ。




「んなこと言ったって、もう締めるだけだぜ」




何かあったんだろうか…




それが気がかりでさらに近付いたら、また視界がぐにゃりと歪んで、体がよろけた。




「大丈夫ですか?」




それはこっちのセリフだってのに、逆に桜にそんなことを言わせてんのが嫌になった。





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