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第12章 みぼつ 章31第
桜は
あの和明とのことがあった日から、様子がおかしい。
いきなりよそよそしくなったし、何なら俺を避けているような気さえする。
というか、避けてる。
何が原因だろうかと思い返してみても、全然分からねぇし…
やっと落ち着いたと思った最中の出来事。
俺は相も変わらず、まだ思い悩んでいる。
一体いつになったら何も考えずに生活出来るんだ……。
「ちょっとマスター!大丈夫なの?」
突然話し掛けてきたカウンターの客に、いやぁ…と言葉を返す。
「もう突然閉めたりしないでよ?」
「すみません……」
今日何度か分からない会話をする。
ひたすらに、ここ数日突然店を閉めてしまったことを謝り続けている。