パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 葉言花　章51第

「達也は……どうしたい訳？」



「どうしたいって……」




別に俺はどうこう出来る立場にない。


とにかくあいつが笑って、幸せに過ごしてくれれば……




「もしかして桜ちゃんが幸せならいいとか、思ってる？」



「っ…………」




完全に思っていたことを言われて、俺は口をひき結んだ。



すると、幸が再びやっぱりか…と言って呆れたような表情を見せた。





「あのさ…もしかして…」



「なんだよ」



「桜ちゃんにそんなような事言った？」



「そんなような事ってなんだよ」



「いや、だから、“お前が幸せならいい”って」




幸に言われて、記憶をたぐり寄せる。




────────────店長は……私の…何なんですかっ…！




「─────…」



「言ったのね」



「いや……“幸せならいい”っていうか……」