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第15章 いならいはし隠目 章71第
「店長…」
そんな俺に桜がまた話し掛けてくる。
「今度はなんだよ」
もう勘弁してくれ…
小さく項垂れていると、桜は俺のズボンからはみ出しているワイシャツを掴んできた。
「……じゃあ…幸さんとは何でもないんですね」
「だからずっとそう言ってんだろっ」
あいつとどうこうとか……
ホント考えるだけでおぞましいっ……
────────きっと桜ちゃんおぞましい勘違いしてるから
……ア…
もしかして……あいつが言ってたのってこれかよ…っ
何もかも見透かされていた事が癪で、イライラしていると、桜が、小さな声で「良かった……」と呟いた。