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bloʇbnilᙠ
第3章 し隠目 章1第
「親子ほど年離れてねぇよ」
「うわっ…ちょっ…ケホケホ」
分かってはいたが、言葉にされると結構クるもんだ。
現実はやっぱ兄貴どころか、親父…か。
そんな事で一喜一憂してる自分もバカバカしい。
色んなことにイラっとしたが、むせている桜はさっきのような思い詰めた表情はしてなかった。
まぁ…こいつがちょっとでも嫌なこと忘れられてるなら
よしとするべき……か……
「もぉ…何笑ってるんですか!」
「いいから仕事しろ」
「……分かりましたよ!」
プンプンしながら、立ち上がった桜は、裏に入っていった。
それを見て、俺も自分の作業に戻った。