この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第19章 満不のへ人恋 章22第
と……言うか、来る頻度よりももっと俺を悩ませている問題がある…。
「………………」
チラと桜を横目で見つめる。
部屋着としてよく桜が着ているフワフワとした素材のパーカーとショートパンツ。
肌触り抜群のその生地と無防備にショートパンツから伸びるすらりと長い足。
……かんっぜんに食べて下さいと言っているようにしか見えない。
にも関わらず、桜はそんな格好を晒したまま、夜になると……すぐに寝てしまう。
実際昨日も、俺が風呂から出たらすでにぐっすりと眠っていた。
ベッドは1つしかねぇから、そんな格好で無防備に眠っている桜の隣で悶々としてたせいで全然寝れてねぇ…
「ふぁあ…………」
欠伸が出て、涙を拭う。
完全に寝不足……かつ欲求不満だ……。
あ〜…なんで中年の俺がこんな事で悩まなきゃなんねぇんだよっ……
軽く項垂れながら再び桜を見る。
すると、桜も桜であれこれ考え込んでいる様子で思わず顔を覗き込んだ。