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第19章 満不のへ人恋 章22第
俺の質問に桜は少しだけ考え込んでいる。
「………いる…つもりです」
その答えを聞いて、思わず手が桜の方に伸びる。
「じゃあ昼には戻っから」
「………はい」
「また飯作ってやる。待っとけ」
微かに、桜の頰が紅らむ。
何も言ったりしねぇけど、喜んでるのが分かる。
なんつーか……こういう時の桜の顔は…たまんねぇ。
「─────……」
ていうか…やばい。
昨日の欲求不満が再燃して、ムラッと来てる。
ジッと見つめてくる桜から慌てて目を反らした俺は、火を付けたばかりのタバコをもみ消した。
「じゃ」
……早くここに帰ってくればいい。面接終えて、昼飯の買い物したらすぐに。
夕方の仕込みまでは十分に時間があるはずだ。
中学生のガキみてぇに、朝っぱらからヤることばっか考えているのもどうかと思うが…。
まぁ、男に生まれた以上どうにもならない。それに今日を逃せば桜が次に泊まりに来る数日後まで、お預けを食らう事になる。
それは…どう考えてもきつい。
早めに用事を終わらせるべく、足早に家を去ろうとすると、突然グッと服の裾を掴まれて、行くのを阻まれた。