この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第19章 満不のへ人恋 章22第


明らかに引き止めるその仕草にトクンと胸が鳴る。




「………何だよ」




振り返って、桜を見ると、それと同時に桜は手を離して俯いた。




「っ……何でもないです…」


「───────…」




みるみると紅くなっていく桜のつむじを見て、まんまと胸がかき乱される。


どうにもこうにも堪らなくなって、時計を見た。が…やはり、もう出ないと間に合わない。


こいつ、俺を試してんのかっ…


もちろん、桜にそんなつもりはないってことは分かってる。

だから余計にイライラしながら、俺はずっと俯いている桜を顎を掴んで上を向かせた。




「……昼には戻るっつってんだろ」


「………んっ…」




軽く触れるだけのキスで何とか我慢して、チラと桜の顔を見下ろした。


案の定、物足りなそうな顔をして俺の事を見つめている。



「っ………」



………本当に勘弁してくれ…


パッと視線を外した俺は、桜の要求に気付かないフリをして、そのまま何とか家を出ることに成功した。


家の鍵を閉めた後、はぁあ…と深く溜め息を吐く。


夜、無防備な姿を晒して爆睡してたくせに…何で時間がない今になって、誘ってくんだよっ……



「ったくっ……」



自分の頭をガシガシと掻いて、無理矢理に仕事モードにもっていく。


面接したら…買い物行く前に一旦帰る…か。正直我慢の限界だ。


早速予定を変更した俺は、自分で乱した髪を軽く整えて、店へと向かった。


/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ