この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第20章 輩後 章32第



「もっと丁寧な教え方あんだろが……」


「あ、いえいえ、分かりやすかったです!」



そう言いながら、葵がメモをポケットにしまっている。

あんな説明をしてよしとする桜も、あんな説明で分かったという葵もどちらも恐ろしい。



「誰かさんに教わったままに教えただけなんですけど」



訳の分からないことを言っている桜に「あ……?」と返事をする。


そんな風に教えた記憶はない。


桜の初日のことはもちろん覚えているが、余計なことの記憶ばかりであまり業務のところの記憶がない、というのが正直なところだ。


まぁいい。


やってみないとできるようにはならねぇし、難しいことはないはずだ。

葵のことは桜に任せて、俺はカウンターの中へ入って仕込みを進めた。


そう思いながら作業しても、桜との葵のことが気になって仕方がない。


内容は聞こえてこないが、何かを話しているのが分かる。


楽しくやれているのならいいが……


さっきの桜の態度を思い出して、んん…と小さく唸る。


作業も最低限早々と終わらせた俺は、居ても立っても居られずカウンターから出て、再び桜との葵のところへ向かった。


へへへと葵が笑っているのが聞こえる。


心配は無駄だったかもしれない。


ほっとしながら、2人にさらに近づいた。
/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ