この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第21章 現実


ソファーの上、すやすやと寝息を立てて眠っている桜の姿を見て、ホッと胸を撫で下ろす。


とりあえず無事で良かった。



「世話んなった」


そういうと、幸は、俺の名前を呼んだ。


「あの店はもう長らく桜ちゃんと2人でやってきた店でしょ」



幸が何を言いたいのか分からず、黙って聞いていると幸はそんな俺の様子を見て、バカねぇとつぶやいた。



「考えがあってのことなんでしょうけど…新しく誰か入れるなら、桜ちゃんにも相談くらいしなさいよ」


「…………それは…」



確かに…そう、だな。


突然そんなことを言われて、またピンときた俺は、ため息をついてその場で項垂れた。


桜は葵と会ってから不機嫌になったわけじゃなかった。


思えばその前から………新しいやつを採用って話をした時から様子がおかしかった。



「不機嫌だった理由はそれ……か…」


「それだけじゃないわよ」



うっと声が詰まった俺は恐る恐る幸を見る。


やっぱ、幸には色々と言ったらしい…な。



「なんか……言ってたか」


「その子に優しくしすぎちゃダメよ」


「は………?」


「まぁ、そんなこともないんでしょうけど、ね。好きだとそう見えちゃったりするのよねぇ」



幸の言いたいことが分からず、片眉を上げると幸は桜に近付きながらはぁとため息をついた。


/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ