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第22章 主い飼 章42第
「もう少し気を遣って質問しろよ……」
まぁ無理な要求なのかもしれないが、これ以上はやめてくれって意味で俺はそんなことを言った。
が……
「私が何もせず隣でこの格好で寝るから……欲求不満になってるってことですか?」
「っ……ケホッ」
「大丈夫……?」
思わずむせた俺は愕然としながら、桜を睨むように見つめる。
「お前なぁっ……話聞いてたか⁉︎」
「………この質問もダメなの?」
悪気のない様子の桜にたくっ…と小さく呟いた。
「中年の男にそういうことを言わせにかかるなよ……」
項垂れるのと共に情けなくなった。
なんでこんなことを言わなきゃなんねぇのか……
「むらむらするなら、我慢しないで襲ってくればいいのに」
「……そこまでガキじゃねぇよ」
「この前急に爆発したみたいに襲ってきたくせに」
桜とは思えない鋭いツッコミに、俺はすぐに目を逸らす。
「うるせぇな……」
いや………おっしゃる通り…なんだが。
ろくに吸ってもないタバコを揉み消して、はぁとため息を吐くと、桜は「とにかく」と話を続けた。
「そうしたいなら…そうしてくればいいんですよ。私も、店長とするの………嫌いじゃないし」
「嫌いじゃない……ね」
今の仕返しに、昨日のことを言ってやろうかとすら思って、反復する。
まぁ……でも、それも違う…か。
諦めていると、桜がまた自分の服を見ながらうーーんと唸っていた。