この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第4章 店お 章3第



「私が言わなくたって惚れてたくせに、片思いなのが気にくわないからって私のせいにしないで」



「……うぜぇ…」



そうやって、言い負かされたことも。


“片思い”というガキ臭い言葉を使われたことも。


何もかも腹立たしい中、俺は懲りもせず着替えを済ませて出てきた桜を見つめた。




伏し目がちに流しへ向かって、手を洗おうとしている。


やっぱ元気ねぇ。



タバコを咥えたまま桜の元に歩き出した俺を見て、幸がフッと笑っているのが分かった。



勝手に笑っとけ。


別にどう思われたって構わねぇよもう。



バカだってことは自分が1番よく分かってんだから。




「桜」





俺がそう呼ぶと、ぼんやりしていたのか、桜は微かに体を震わせて振り返った。



その瞬間に香ったジャスミンの香り。



そして目はさっきまで泣いてましたと言わんばかりに赤くなっていた。





/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ