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第24章 物い買 章62第





堪えられず、間を開けずにして盛大に欲を吐き出した俺は、桜の上に覆い被さったまま、息を整える。



ビクビクと体がまだ震えている桜を強く抱きしめて、頭を撫でた。


ヘロヘロになっている桜は、目を瞑りながら口を開けて精一杯呼吸をしている。



少し無理をさせすぎただろうかと反省するが、煽ってきたのは紛れもなく桜の方だし、俺は悪くねぇだろ…という気持ちになる。



「んぁ…っ…」




ゆっくり桜の中から自身のソレを抜くと、桜はまた体を少し跳ねさせた後、弱い力で俺の腕を掴んだ。



「桜…? 大丈夫か」


「はあ……きもちよかっ…た……」



……………それは良かった。



男としてそう言われるのはもちろん悪い気はしない。



まだぼんやりした様子の桜は、そのまま眠たそうに瞬きをしている。



その様子にまた胸をくすぐられながら、俺は柄にもなく桜の額に口付けると、桜に布団をかけて、ベッドのへりに腰掛けた。


何の気なしに、ローテーブルに置いてあるタバコを掴むと、桜が「てんちょぉ…」とまた甘え声を出した。



タバコを口に挟みながら、「どうした」と声を掛けると桜は完全にウトウトしながら、再び俺の腕を柔く掴んだ。




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