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bloʇbnilᙠ
第26章 惑疑 章82第
理性を吹っ飛ばす強烈な一撃。
片手で熱くて仕方のない顔を覆って俯く。
…………はぁ…ほんと。
ドドドドと心臓がうるさく高鳴って止まらない。
自分がバカらしくも思うが、流石にこれにやられない男はいないだろとも思う。
「ごめんなさい…」
俺が黙っていたせいで、桜がさらに言葉を続ける。
……こんなに愛しくて可愛く見えるのは…─────
「なんか……変なこと聞きまし────」
桜の言葉を遮るように、俺は桜をキツく抱きしめる。
「────── 初めてだ、たかだか4日程度がこんだけ長く感じたの」
素直にそう伝えながら、桜の頭にキスを落とす。
「まぁでも仕方ねぇし。お前が体壊さなきゃそれでいい」
しばらく黙っていた桜は、そのあとそんな俺に答えるように強く抱きしめ返してきている。
そして、本当に聴こえるか聴こえないかギリギリの小さな声で桜が「好き……」と呟いた。
「…っ………──────」
目の前に見えている真っ赤な桜の耳を甘噛みすると、「ひゃっ…んっ……」と甘い声を漏らした。
「……ホント、たまんねぇな」
身体が激って、煽られるがまま桜の首筋に舌を這わせながら服の中に手を入れて細い腰を掴んだ。
「はぁっ…んっ……」
「さくら………」
ほしい─────
もうさすがに止めらんねぇ。