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第2章 面接
「オーダー取って、俺に伝えて」
「……はい」
「んで、俺が作ったやつ運んで」
「……はい…」
「基本それだけ」
「…………」
「分かんなかったら、すぐそこに俺がいんだから聞け」
「分かりました」
コクっと頷いた桜は、まだ緊張しているようで顔が強張っているように見えた。
何となく、ほっとけなくなって、俺は桜に手を伸ばした。
大丈夫だからと言い聞かせるようにして、わしゃわしゃと頭をなでる。
「っ……ちょっとっ…やめてください…!」
さっきまでフワフワさせていた目を強くさせた桜は、ムッとしながら俺を見上げた。
その上目使いに何故か、トクンと胸が鳴る。
なんか、おもしれぇし…
たまんねぇ。