この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第6章 子迷 章6第


もういいから、と阻みそうになったところで、桜は片手を自分の喉元に当てた。



「……声がね。『薫に似てる』って……」



「………」



「そうやって言うんですっ……ずっと……ずっと好きだった人がっ……」




はらりと、静かに桜の頰に涙が流れた。




薫というのは、きっと桜の姉貴の名前なんだろう。





「だから私……かずにぃに…」


「────…」


「『目隠ししたら、私の事お姉ちゃんだと思って、抱ける?』って……」



「…っ………」






全部受け止めてやりたい。


だから俺は何も言わずに黙った。


でも…正直もう聞きたくねぇと思ってしまった。





「私から誘ったんです…」




「……………」





2年前の面接。



俺は桜に動機を尋ねた。




──────店名が……今の自分に……あってるかなって……






/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ