この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
bloʇbnilᙠ
第6章 子迷 章6第



「……それから、2年間ずっとそのままです」




あまりの内容に、何とか落ち着こうとタバコを吸うが全く落ち着かなかった。



「何か変わるかなって思ったんですけど……本当にバカでした」




「………………」




「かずにぃは私を抱きながらずっと『薫』って…そればっかり。一度だって私の名前を呼ばないし……」



「……っ…」



「耐えきれなくてっ…だから……樹の気持ち気付いてるのにっ……私はそれを利用して…っ」




桜は、いつも日によって三種類の違う香りを纏っている。



一つ目は桜んちの。



あとの二つは……和明ってやつと樹ってやつの…ってことだな…




当たって欲しくなかった予想は当たってた訳だ……。



「……かずにぃにされてることを…私は樹にしてる。目隠しをして、都合のいい世界の中で…穢れたことばかり」



「─────…」




「お姉ちゃんのこと大好きなのにっ……死んで欲しいってっ……そんなことまで考えて…」



「………」




「私はっ……穢れてるんです」





桜が話し終えたあと、俺は2本目のタバコを少し乱暴にもみ消した。



/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ