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赤い花~情欲の檻~
第3章 MemoriesⅡ
「そういうわけで、今夜は悪いが、これでお開きにしよう」
 美華子が無言なのをどう解釈したのか、祥吾が愛想笑いを浮かべた。
「そんな心細そうな顔するなって。この埋め合わせはまた必ずするからさ」
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