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甘党な愛
第10章 十
* * *
洗濯を干し終わると部屋へ戻って私服に着替え、メイド服のポケットから封筒を出そうと手を入れた。……が、ポケットに封筒がないと気付く。
「えっ!何で……!?」
ちゃんと後嶋から受け取った後ポケットに入れたのに!まさか洗濯してる時、庭に落とした!?
「ヤバい……」
顔を青ざめながら呟くと、私は慌てて部屋を出る。早く探さないと!とりあえず庭に……!
「……」
どたばたと足音を立てながら廊下を走り、階段を降りると、私は自分のドジさに呆れながらまた庭へ向かった。