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甘党な愛
第12章 十二
* * *
六日後、恵が業者に特注したメイド服が届くと、私はそのメイド服に着替えた。今まで膝ぐらいあったスカート丈が膝上30センチの超ミニスカートで。胸元は谷間が見える程Vの字に開いている。我ながら超セクシーだ。
「どうだ!可愛いだろ!」
広間で集まっている他三名に向かって、余裕に笑む。すると、
「……まあ、意外と。可愛い……」
意外な反応を見せた恵に続き、葎も放心状態で、
「うん、可愛い……」
そう呟くと、私は嬉しくなって微笑んだ。
「そうだろ、そうだろ!存分に拝んで良いぞ!」
スカートの裾を両手で持ちながら、ポーズを決めてみる。恵がボソッと、
「欲情しそう……」
呟くと、まさか急に葎から手を引っ張られると思わなかった。
「えっ――……」
驚きながら、葎に引かれるがまま広間から出る。そして階段を上ると、そのまま訳がわからないまま葎の部屋へ連れ込まれてしまった。