この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘党な愛
第12章 十二

「そ、それなら、もう脱ごうかな……。着替え、部屋にあるから……」

 照れながら私はいそいそと部屋から出て行こうとする。だが、しかし。

「ダメ。行かないで」

 鍵に触れた私の手の上へ葎が右手を重ねてくると、途端に冷や汗が滲み出す。……行かないでって。

「葎……?」

「俺、欲情しちゃったかもしれない……」

 後ろから耳元に囁かれる甘い声。かもしれないってまたかい。しちゃったのか、しちゃってないのかどっちなんやい。

「椿さん……」

 そのまま首筋に触れる暖かい何か。それが葎の唇だと分かったのは、静かな部屋にちうっとリップ音が響いたからだった。

「っ!?」

 欲情しとるんかい――……

/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ