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甘党な愛
第22章 二十ニ
……――こんなに幸せだとは思わなかった。八雲を好きになって、少しは女らしくなれるだろうか。
「や、ぐも……動いて、くれ……」
あの後夢中で互いに唇を貪り合い、八雲から衣服を全て脱がされ、両胸を大きな掌で優しく揉み込まれると、交互に胸の先端を吸い上げられた。こりっと甘噛みされたり、強く吸われると、私は喘ぎながら八雲の首にぎゅうっと抱き付く。
そして見計らったようにジーンズのジッパーを下げ、ボクサーパンツから膨らんだ自分のものを出すと、八雲は私の膣孔へゆっくり突き入れた……のだが。
「……はやく……動いてって、言ってるだろ……」
八雲が動いてくれない!何で!何でだ!
「可愛いからまだダメだ」
「っ……?!何を言って……」
意地悪く八雲が微笑むと、私は膣孔へ突き入れられたまま硬さを保つ八雲のものに焦れったさを感じる。
「……お願い……動いてぇ……」
膣孔に突き入れられたまま八雲のものは、私に動きたいという衝動を与え。今にも動いて貰わないと泣きそうな程、ねだる声を出させた。
「まだダメだ」
「う……」
「時間までいるんだろ?」
「でも……」
ずっとこのままなんて、無理に決まってるだろ!
「はぁっ……八雲……頼むから……八雲から、して欲しいんだ……」
「……そんなに動いて欲しいなら、自分で動いてみろよ?」
「な……」
目を熱くさせながらうっとりと八雲を見つめると、八雲からまた意地悪に微笑まれる。それに驚くも、私は仕方なく腰を上下に動かし始める。
「んっ……あっ……はぁっ……あっ……はぁっ……」
ゆっくりと、じっくり上下に繰り返し動かすと、漸く求めていた快感が体に甘く走ったのに。
「はい、終了」
腰を八雲から両手で掴まれて動きを止められると、ショックを受けた。