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甘党な愛
第3章 三
――翌日、まさかこんなことになるとは思っていなかった。
「えっと、どちら様……?」
朝食の後片付けが済み、洗濯を干そうとしていた最中、屋敷のインターフォンが鳴って玄関のドアを開けると、目の前に見ず知らずの男が立っていて不思議に思った。同時に、後ろから恵の声が聞こえてきて、更に驚く。
「今日から一緒に暮らす八雲 尊(やぐもたける)だよ」
「は?一緒に暮らす?って……」
屋敷に人が増えるなんて聞いてない!人が増えたら私の仕事が増えるじゃないか!