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甘党な愛
第5章 五
「天使……」
「天使?それより椿ちゃん、沢山食べてね」
「うん……!」
感激しながらお構い無く、私はそのままケーキを食べると、次はマカロンを口へ運ぶ。
「食べながらで良いから聞いてくれる?俺、こないだキスしちゃってごめんね。女の子は俺とキスすると喜ぶから、習慣的にしたんだ……」
「……う、うまい……これは苺のマカロン!?」
「でも椿ちゃんは違った。俺とキスしても無関心だし、そんな態度を取られて、俺一つ気付いたんだ……」
「ちょっ!このケーキ、金箔乗っとる!金箔乗っとる!」
「あのね……」
ピンク色のマカロンを食べ終え、次にまた別のチョコケーキを皿に乗せておおはしゃぎする。そんな私へ恵は、隣で真剣に話す。