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…愛撫からリベンジ・ドエスまで作品の独り言…
第7章 愛撫①ラストシーンの解説
『落ち着きましたか?』
『………』

何を言っているの?

『フロントの従業員が昨夜菜々美さんを見ているんです』
『…それで』

落ち着きましたか?の問いに納得するけど結城さんには関係ない…

『泣いていたようで気がかりでもありますから、
仕事も終わりましたし夕食でも一緒に』
『どうして?』

『夕食を誘うのに口実を作らなければいけませんか?』

これが高瀬さんだったら―――…
高瀬さんもこんな風に理由なくあたしを誘ってくれたなら………

『……ぅ……』
やだ泣いちゃダメ!
声が震える…

『車の音が聞こえていますね、君は今何処にいる?』
『…来ないで』

『何故?』
『…見られたくない』

『何を?』
『…部屋着…』
『ふっ‥‥透けているわけではないでしょう』

どうして?
どうして?
フロントの人があたしを見たからってだけで電話してくるの?
優しい声をかけないで………

『菜々美?』
『……ぅ……』

『部屋着・コンビニ――だいたい居場所がわかりました、そこを動かないでください』

菜々美が返事をする前に電話は切れていた。

結城さんが来る?
何故か会っちゃダメな気がするの…
今のあたしの弱味を結城さんにぶつけてしまいそうだから――…

菜々美は急いで支払いを済ませコンビニを出て、
どちらに行くか迷い歩きだしたがかすかに雨粒がおち始めていた。

それから5分後になる。

『菜々美!君はじっとしていませんねっ』

振り返るとスーツ姿の結城が追いついていた。
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