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普通ってどんなの?
第5章 三角関係

地元で用事が有るとでも言って帰るとしよう。奈緒の様子を電話で伺ったら、バイト先に好きな男の子ができたらしい。
そっか…。奈緒も由紀も幸せならそれでイイや。私はすっかりナイトが板についてきた。
そうなってくると、私もまた好きな人が居ることにしなくっちゃ…。
適当に接触がなくて、害がなさそうな同級生をカッコいいと思っている事にして、公表した。そしたら又ここでもお節介な女友達に呼び出され、行った先にその男の子が居た。
私を呼び出した女友達の彼氏は、私が適当に選んだ男の子の親友だった。私を混ぜて、ダブルデートがしたかったらしい。
事前に相談して欲しかった。そしたら、こんな事態になる前に丁重にお断りしたんだけど…。今更そんな事考えてても仕方ない。
今度は流されない。由紀を見習って、かなり気が強くなった私は思った事を言える。
私は、そのお節介な女友達を睨み付けて言い放つ。
「まさか私の気持ちを彼に言ったの!?頼まれもしないのに?」
驚く彼女の返事を待たずに
「最低っ!!」
私はプリプリ怒りながらその場から離れた。
本当にお節介!彼氏が居ると、彼氏が居ない私の事がかわいそうに見えるのかな?
大きなお世話!!

