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先生、早く縛って・encore・
第1章 サプライズ大作戦(書き下ろし)
ちょっとドタバタしたけれど、しばらくすると私は無事上空うん千メートルの空の上に飛び立っていた。
それにしても、飛ぶ時ってバラバラになりそうなぐらいにあんなにゴーッと音を立てて……もうおしまいかと思った。降りる時も怖いのかな……でも、先生に会えるんだからそんなの平気だもんね。

石塚さんはいつ頃先生に電話してくれるんだろう。
そう言えば、フランスの電話番号はなんか桁数とか書き方が日本のものとは全然違うとか言ってたなあ……お願いだから、番号を間違えませんように。

サプライズ……上手くいくかなあ。
石塚さんからの電話に先生は……なんて言うのかなあ。
きっと「まいったなあ」とか石塚さんにはクールに返しておいて、本当はドキドキ……とか?
それとも迷惑とか……そんなことはないよね?
だって、先生もずっと私のこと考えていてくれたって……。

ああ、先生……今頃何をしているのかなあ。
シャンゼリゼ通りとか歩いているのかしら。

颯爽と街を歩く先生の姿を妄想してボーっとしていると、なんだか夢のように美味しそうな匂いが漂ってきた。
それに合わせて私のお腹もぐううと鳴る。

もう食事の時間なんだ。
私どれぐらい考え事していたんだろう……。
先生に会いた過ぎて、ふわふわした妄想が止まらないけど……そう言えばお腹もペコペコだ。

出したままになっていた秘密ノートを前の座席にあるポケットに挟むと、私は周りの人たちの真似をしてパチンとレバーを回して折りたたまれていたテーブルを出した。
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